こんにちは、Wells Insurance Hong Kongです。

(*)以下の内容は、特定商品の販売や、購入への勧誘を意図したものではありません。日本非居住者に対し、国外における資産運用の一般的な情報を提供することのみを目的としています。

『世界の経済自由度2022年度版』で香港が連続して1位!

カナダ西部のバンクーバーに本部を置く『Fraser Institute(フレイザー研究所)』。この公的機関であるシンクタンクが毎年作成している『世界の経済自由度』というランキングの最新版(2022年度版。20年のデータに基づく。♯1)が9月8日に発表され、香港が見事1位となりました。同ランキングで香港が首位になったのは今回で28回目。2020年に施行された香港国家安全維持法の影響から、世界平均よりもポイントの下げ幅は大きいものの、依然として世界トップの金融センターという立場に揺るぎないことが示されました。因みに2位はシンガポール、3位はスイスで、日本は12位となっています。

(#1) Economic Freedom of the World 2022 Annual Report

東京が3位のランキングとは…

この手のランキングは様々あって、スイスの国際経営開発研究所による『IMD World Competitveness Booklet(世界競争力ランキング)』や、米シカゴの経営コンサルティング会社A. T. カーニーが発表しているGlobal Cities Index(国際都市ランキング)』等が代表的なものかと思われますが、大体香港は上位にいます。それに対し日本(或いは日本の都市)は低いことが多いので、残念な気分にさせられることが多いのですが、日本が上位にいるランキングがありました!ー 『Global Power City Ranking(世界の都市総合力ランキング)』の最新版(21年度版)では、東京がロンドン、ニューヨークに続いて第3位なのです!しかも2012年から15年まで4位であったのが、16年に3位に浮上してから、最新版まで同順位をキープ。非常に喜ばしいと思うのですが、少し気になるのは調査機関が森記念財団都市戦略研究所という日本の機関で、所長が竹中平蔵氏ということ…。なお、香港は13位となっています。

在香港の日本企業の多くは「(香港についての)日本国内での報道が悲観過ぎる」と感じているという事実

2019年以降、香港での投資に抵抗を感じる人が増えたのも事実ですし、その気持ちは十分に理解できます。但し、香港ジェトロが半年毎に実施している『香港を取り巻くビジネス環境にかかるアンケート調』の最新版でも、「(日本にある)本社が香港の実情を悲観的に認識している要因として「日本国内での報道が悲観的過ぎるから」との回答が全体の65.9%を占めた」という結果は注目に値すべきだと思いますし、逆に日本は安泰なのか?と問われて、自信をもって「はい」と答えられる人がどれだけいるは分かりません。世界で日本の存在感が低下していく中で、資産を全て国内においておくことは非常にハイリスクな行為なわけですから、香港の保険商品による資産運用も検討に値するのではないでしょうか。

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