こんにちは、Wells Insurance Hong Kongです。
香港は昨年から二つ順位を落として7位
スイスに拠点を置くビジネススクール・国際経営開発研究所(以下、IMD) が毎年発表している「世界競争力ランキング」。その最新版となる23年度版が発表されました。
- 調査地域:64カ国調査データ:世界の57の連携機関と協力して収集した164の統計データ(2/3)、世界の経営者層6400人が回答する「経営者意識調査」(92質問)の回答データ(1/3)
- 調査方法:標準偏差法を用いて分析比較、順位付けし、「経済パフォーマンス」「政府の効率性」「ビジネスの効率性」「インフラ」の4つの因子に整理して、競争力の順位を決める。
- 日本の連携機関:三菱総合研究所、経済同友会
まずは香港。残念ながら昨年から順位を二つ落として7位。5位(20年)→7位(21位)→5位(22年)と、過去四年間では5~7位を行ったり来たりしているので特に落胆する必要もないのでしょうが、過去には2位を記録したこともあったことを考えると、やや物足りないですよね。因みに香港の「ライバル」と言われるシンガポールも順位を落として4位。逆に台湾が順位を上げて遂に香港を上回る6位に入ってきました。来年はどうなるでしょうか。
日本は過去最低の35位
では日本はというと…、過去最低となる34位まで落ちてしまいました。過去五年間の順位は30位(19年)→34年(20年)→31位(21年)→34位(22年)→35位(23年)ということで、若干の上下はあるものの右肩下がり。因みにランキングに登場するアジア太平洋地域の国は日本を含めて14か国。その中で日本は11位ということで、日本の凋落ぶりが浮き彫りにされています。また、ランキングと併せて132ページに及ぶBooklet(レポート)も発表されていて、注目される国については個別に言及されているのですが、残念ながら日本に関する記述はありません(シンガポール、台湾、香港はあります)。日本人として悲しい限りですよね。
海外で稼いだ外資を海外で運用するという選択肢
これはあくまで国を比較する数多にあるランキングの一つということで、総合的な国力において日本がそこまで他国に劣っているということはないのでしょうが、当社に保険のご相談に来る方の多くが、日本の将来を不安視しているがため、日本国外で資産を有効に活用したいと思っているというのも事実。特に海外在住中に貯めた外貨を日本に持って行ってしまうなんてもったいない。海外の保険商品に加入できるのは日本非居住者だけに与えられた特権です。ご検討されてみては如何でしょうか?