こんにちは、Wells Insurance Hong Kongです。
香港がトップ3に返り咲き!
スイスに拠点を置くビジネススクール・国際経営開発研究所(以下、IMD) が毎年発表している「世界競争力ランキング」。その最新版となる25年度版が発表されました。
- 調査地域:67カ国調査データ:世界の57の連携機関と協力して収集した164の統計データ(2/3)、世界の経営者層6400人が回答する「経営者意識調査」(92質問)の回答データ(1/3)
- 調査方法:標準偏差法を用いて分析比較、順位付けし、「経済パフォーマンス」「政府の効率性」「ビジネスの効率性」「インフラ」の4つの因子に整理して、競争力の順位を決める。
- 日本の連携機関:三菱総合研究所
まずは香港。総合スコアは100点満点中99.2点で、前年比7.7ポイント上昇し、順位は2つ上がって世界第3位となりました!香港がトップ3に返り咲くのは2019年以来。特区政府は、この年次報告書によって香港の総合スコアと複数の分野のスコアが向上したことは、政府の政策方針が全体的に正しく、様々な政策が成果を上げていることを示しているとのコメントを発表しました。

4つの競争力要素を部門別にみてみると、「政府効率」と「ビジネス効率」の順位は世界2位に上昇。「経済パフォーマンス」と「インフラ」の順位もそれぞれ世界6位と7位に上昇しました。また、競争力のサブ要素において、香港は「税制」「ビジネス規制」で世界1位、「国際投資」「教育」「金融」で世界2位、「国際貿易」「経営手法」で世界3位にランクインしています。
香港は、国際的な金融、貿易、海運の中心地としての地位を強化・向上させるための改革を積極的に推進しており、企業や人材の獲得に力を入れています。戦略企業誘致局は、80社以上の戦略企業が香港に事務所を設立するよう誘致しており、今後数年間で総額500億香港ドルの投資をもたらし、2万人以上の雇用創出を目指しています。
日本も若干ランクアップ…
では日本はというと…、昨年過去最低となる38位だったのですが、今年は順位を3つ回復させて35位。とはいえ、以前としてアジア太平洋地域の中でも、日本の競争力は低い水準に留まっていて、マレーシアやタイ、韓国の背中が遠のいていっています。日本国内にいるとインバウンドの盛り上がりや不動産価格の上昇、堅調な株価もあってか、日本経済復活といった雰囲気が漂っているかも知れませんが、それらは来年以降のランキングに反映されるのでしょうか…

海外で稼いだ外資を海外で運用するという選択肢
これはあくまで国を比較する数多にあるランキングの一つということで、総合的な国力において日本がそこまで他国に劣っているということはないのでしょうが、当社に保険のご相談に来る方の多くが、日本の将来を不安視しているがため、日本国外で資産を有効に活用したいと思っているというのも事実。特に海外在住中に貯めた外貨を日本に持って行ってしまうなんてもったいない。海外の保険商品に加入できるのは日本非居住者だけに与えられた特権です。ご検討されてみては如何でしょうか?