こんにちは、Wells Insurance Hong Kongです。

香港はランクアップ!

スイスに拠点を置くビジネススクール・国際経営開発研究所(以下、IMD) が毎年発表している「世界競争力ランキング」。その最新版となる24年度版が発表されました。

  • 調査地域:67カ国調査データ:世界の57の連携機関と協力して収集した164の統計データ(2/3)、世界の経営者層6400人が回答する「経営者意識調査」(92質問)の回答データ(1/3)
  • 調査方法:標準偏差法を用いて分析比較、順位付けし、「経済パフォーマンス」「政府の効率性」「ビジネスの効率性」「インフラ」の4つの因子に整理して、競争力の順位を決める。
  • 日本の連携機関:三菱総合研究所

まずは香港。昨年は順位を二つ落として7位だったのですが、今年はランクダウン分を取り返して5位。IMDによるとランクアップは経済回復を反映したものだとし、主な原動力として中央政府からの支援や、大規模なイベントの開催、資本や人材の誘致活動など、市場の信頼を高めるための地方の施策を挙げました。近年における香港の順位は5位(20年)→7位(21位)→5位(22年)→7位(23年)→5位(24年)と5~7位を行ったり来たりですね。トップ5の壁を崩すのは難しい。嘗ては2位につけたこともあったのですが…。因みに香港の「ライバル」と言われるシンガポールは今年は1位。逆に昨年のランキングで香港より上位の6位につけた台湾は順位を下げて8位に後退しています。

日本は更に過去最低を更新…

では日本はというと…、昨年過去最低となる34位だったのですが、今年は更に順位を落として38位。アジア太平洋地域の中でも、日本の競争力低下は著しく、既にマレーシア、インドネシア、タイ、韓国にも抜かれています。日本国内にいるとインバウンドの盛り上がりや不動産価格の上昇、堅調な株価もあってか、日本経済復活といった雰囲気が漂っているかも知れませんが、それらは来年以降のランキングに反映されるのでしょうか…

海外で稼いだ外資を海外で運用するという選択肢

これはあくまで国を比較する数多にあるランキングの一つということで、総合的な国力において日本がそこまで他国に劣っているということはないのでしょうが、当社に保険のご相談に来る方の多くが、日本の将来を不安視しているがため、日本国外で資産を有効に活用したいと思っているというのも事実。特に海外在住中に貯めた外貨を日本に持って行ってしまうなんてもったいない。海外の保険商品に加入できるのは日本非居住者だけに与えられた特権です。ご検討されてみては如何でしょうか?

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