こんにちは、Wells Insurance Hong Kongです。
以下の内容は、特定商品の販売や、購入への勧誘を意図したものではありません。日本非居住者に対し、国外における資産運用の一般的な情報を提供することのみを目的としています。
以前のコラムにて、香港から日本に帰国した後で香港の銀行口座を放置してしまったがために、気が付けば保険料の支払いが長きに渡って止まってしまっていたお客様”Cさん”のケースを紹介しました。
当時は、未だ自動振替設定が有効であったため、Cさんに求められる対応は至急銀行口座に入金するだけとお伝えしたのですが、その後どうなったでしょう…
当社からの案内後も対応を怠ってしまったCさんが陥った状況は…
当社からのご案内の甲斐もなく、Cさんは直ぐに対応をしなかったため、自動振替設定が解除されてしまいました。こうなってしまうと、銀行口座に入金しても保険料は支払えません。滞納分の保険料を保険会社に送金しなければならないのです。本来であれば滞納分の全てを納めるべきなのですが、Cさんの契約先の保険会社は寛容なのか、とりあえず2ヶ月分の保険料を支払えば良いようです。
とは言え、Cさんの契約は平準払いである以上、この二か月分を支払って万事解決というわけにはいきません。もし銀行口座からの自動振替を復活させたいようであれば、保険会社が指定する所定のフォームに必要事項を記入の上で、香港まで書類を郵送しなければならないだけでなく、引き落としに利用する口座に十分な残高を保つ必要もあります。
毎月日本から海外送金するわけにもいかないので…
或いは日本の銀行口座から保険会社の銀行口座に直接送金する、という方法も選択肢としてはありますが、毎月送金するのはコスト面からも非現実的であるので、支払い頻度を半年払いとか年払いに変更することになるでしょうが、その場合でも書面による手続きが必要ですし、支払い頻度を変更する前に全ての滞納を解消することが求められるでしょう。
大切なお金なのですから…
最初にお問い合わせいただいた後に直ぐにアクションを起こしていれば、単に自分の香港の銀行口座に入金すれば済んだのですが、それを怠ってしまったがために更に面倒な対応を求められることに…。日本で過ごす日々が長くなるにつれて香港のことが遠くに感じられるようになるのは致し方ないこととは言え、せっかくの契約なのですからメンテナンスはきちんとやりましょう。