こんにちは、Wells Insurance Hong Kongです。

以下の内容は、特定商品の販売や、購入への勧誘を意図したものではありません。日本非居住者に対し、国外における資産運用の一般的な情報を提供することのみを目的としています。

Nさんからのご相談「既存で契約している商品とは別の…」

既存契約者の方から追加申し込みのご依頼をいただくことが少なからずあるのですが、先日連絡をいただいたNさんの相談内容は「既存で契約している貯蓄重視型ではなく、死亡保障が手厚い商品に加入したいのですが…」。「死亡保障重視型」商品では、保険料に対して契約当初から高い死亡補償を得ることができるため、特に納税資金確保の手段を探している人達の間で人気が高いわけですが、貯蓄重視型の商品と違って、加入の際に申請者の年齢と性別、健康状態や過去の病歴、そして居住地域等を保険会社が重視し、その内容によって同じ死亡保障額であっても人によっては保険料が高くなったり、或いは申請を保険会社が却下するということもあり得ます。そのため、「ちょっと持病があるので…」「香港に住んでいないので、健康診断のために香港に行くのが面倒」と躊躇される方もいるのですが、実際に加入へのハードルはどれくらい高いものなのでしょうか?

5年以内には日本に帰国予定。だからその前に…

上述のNさんは50代はじめ男性。お仕事の都合で数年間香港に住んだ後に東アジアの某国に転勤になったのですが、5年以内には日本に帰国する可能性が高いらしく、日本非居住者であるうちに香港の別の保険に加入しておきたいということで相談に至った、とのことです。

Nさんに最初にお願いしたのがメディカルレポートの提出。数か月前に居住国の医療機関で健康診断をしたばかりだという素晴らしいタイミングで、その時のレポートを直ぐにEメールでお送りいただきました。

保険会社にレポートを提出してから約一週間後。届いた審査結果によると、健康状態について懸念すべき点がいくつか見つかったとのことでしたが、再検査が必要になるということではなく、実施した医療機関がもう少し詳しい内容が書かれたレポートを発行してくれるようであれば、とりあえずはそれで事足りるということでした。(勿論、それでも懸念が解消されなければ契約はできません)

では、仮に健康診断の再受診を求められるほど現在の健康状態が良くなかったら、香港に渡航する必要があるのでしょうか?答えは否。もちろん「全世界何処でも」というわけにはいきませんが、香港の保険会社が海外の医療機関を指定してくれますので、そこに出向いて受診すれば問題ありません。即ち、香港に渡航することなく健康面でのハードルをクリアしているか否かを確認することができるのです。

健康面で問題が無いと分かったら…

また、健康状態の申告が求められるような商品の場合、契約のために香港への渡航が求められることが通常ですが、一部の低解約返戻金タイプの商品については、書類の郵送によるお申し込みが認められています。つまり、日本非居住者であれば、香港に渡航することなくお申し込みをすることができるわけです。

以上のように、香港への渡航無しでご契約いただけるのは「貯蓄重視型」商品だけではありません。香港の保険商品に申し込むことができるのは、日本非居住者のみに与えられた特権ですので、ご興味ある方はご遠慮なくご相談ください。

関連記事