こんにちは、Wells Insurance Hong Kongです。
以下の内容は、特定商品の販売や、購入への勧誘を意図したものではありません。日本非居住者に対し、国外における資産運用の一般的な情報を提供することのみを目的としています。
今年上半期の保険業界統計が発表
早いもので、今年も1か月と少しを残すのみとなりました。現在展開されている保険会社のプロモーションも年内で終了となりますので、香港の保険商品にご関心でしたら、是非この機会をお見逃しなく。ところで、香港保険庁(Insurance Authority)から、2025年上半期の業界暫定統計が発表され、総保険料収入が4,234億香港ドルに達したことが明らかになりました。
新契約保険料は対前年同期比50%増
生命保険については、退職年金制度(Retirement Scheme)を除く新契約保険料は1,737億香港ドル(対前年同期比50%増)と好調で、その大半を占めるのは非リンク個人保険(Non-Linked individual business)からの1,666億香港ドル(49.7%増)だったとのことです。なお、内訳は参加型保険(Participating business)が1,499億香港ドル、その他の保険が167億香港ドルで、リンク個人保険(Linked individual business)からは69億香港ドル(60.8%増)となっています。
一方、2025年上半期における有効契約(in-force business)の総収入保険料は3,650億香港ドル(33.7%増)で、主に非リンク個人保険からの3,218億香港ドル(32.1%増)、リンク個人保険からの127億香港ドル(18.6%増)、退職年金制度業務からの267億香港ドル(76.4%増)でした。
「アジア保険フォーラム2025」のテーマは、「不確実性を乗り越え、イノベーションを受け入れる」
このように香港の保険業界は相変わらず活況ですが、先行き不透明感の高まりは業界全体で認識されており、その雰囲気を反映して2025年12月8日に開催されるIAの年次主要イベントである「アジア保険フォーラム(AIF)」では、テーマが「不確実性を乗り越え、イノベーションを受け入れる(Navigating Uncertainties and Embracing Innovation)」になることが発表されました。イベントには業界のリーダー、監督当局の代表、政策立案者など、保険の将来を形づくる世界各地の著名な講演者が一堂に会し、監督協力、医療・高齢者ケア、人工知能といった分野に関する彼らの国際的な視点を通じて、各国・地域がいかに不確実性に対応し、ますます相互に結びつく世界の中でイノベーションを受け入れているかについて、活発な議論が交わされる予定だということです。
このように発展を続ける香港の保険業界。最近は香港に渡航しないで申込するケースも増えてきています。魅力的な商品満載ですので、日本非居住者である間に検討されてみては如何でしょうか。
