本資料は、当グループが、独自に集めた信頼できる情報やデータをもとに、説明資料として作成したものです。本資料及びその内容は、いかなる金融商品、サービス、証券、規制対象の投資契約、もしくは包括的投資スキームの購入や販売の公募・勧誘、またはヘッジング、トレーディング、投資にかかる戦略の提供や勧誘を意図するものではなく、そのように解釈されるべきものでもありません。本資料は特定のスキームの有効性を保証するものではありません。また、将来の規制や制度の変更などによる影響を保証するものではありません。本資料の作成には、細心の注意を払っておりますが、その正確性や網羅性につきましては、当グループは責任や義務を負いません。また、法律上の保証や表明保証を行いません。記載された情報は信頼に足るものと考えられてはいるものの、当グループが独自に検証したものではありません。本資料は、手交するお客様の参照限りの利用としていただき、転記載、引用、転用を禁じます。

相続税で家族の富が半分消滅する前に…!

はじめに

この国では、努力して資産を築くことが、いつの間にか罰せられる時代になってしまったのかもしれません。あなたは「1 億円の壁」という言葉をご存じでしょうか。「1 億円の壁」とは、日本の所得税において、合計所得が 1 億円を超えると実効税率(実際の負担率)が逆に低下する現象のことです。これは決して遠い世界のセレブだけの話ではありません。都心に持ち家があり、老後の資金をコツコツと株式運用で積み上げてきた普通の家庭に、今、静かで非常に強力な課税のメスが入ろうとしています。

2026 年、令和八年度の税制改正大綱。メディアでは減税や給付の文字が踊っていますが、水面下ではかつてないスピードで富の再分配、すなわち課税強化の準備が進められています。このレポートでは、あなたが一生かけて育てた家族の富が、相続のタイミングでいかにして半分以上消し飛ぶのか、そしてなぜ今、日本円と日本国内の資産だけにすべてを託す状態が非常に危険なのかを、できるだけわかりやすく解説いたします。

結論を先に述べてしまいましょう。日本に住みながら、日本国内の資産だけで老後と相続を迎えるという選択肢は、2026 年現在、もはや標準ではなく、高リスクな賭けになりつつあります。あなたが想定しているよりもはるかに早く、そして静かに、資産を守るためのルールは書き換えられているのです。

あなたの相続税、本当に大丈夫ですか?

多くの方が相続税はお金持ちだけが払うものだ、と誤解してい ます。確かに、2015 年まではそうでした。しかし、2015 年 1月 1 日、ルールは大きく変わりました。相続税の基礎控除額が、それまでの 5000 万円に相続人数ごとの 1000 万円を加えた算式から、3000 万円に相続人数ごとの600 万円を加えた算式へと、一夜にして縮小されたのです。配偶者とお子様お二人の標準的な家族で比較しますと、非課税で済む資産の上限は約 8000 万円から約 4800 万円へと、実に四割も引き下げられました。

我が家は戸建てと少し預金があるだけだから大丈夫、そう思われているならば、もう一度考え直していただきたいのです。都市部の不動産価格を反映した路線価での評価額は、あなたの想定の 1.5 倍から 2 倍になっているケースが珍しくありません。バブル期ほどではないにせよ、地価は着実に上昇している地域が多く、二十年前に購入された不動産の評価額は、あなたの記憶よりもはるかに膨らんでいるのです。

さらに衝撃的なのは税率です。現在、相続税の最高税率は 55%に達しています。この 55%の恐ろしさは、単に数字の大きさではありません。所得税や住民税は儲けに対してかかりますが、相続税は元本そのものに対してかかるのです。あなたが必死に働き、節約し、やっと築いた資産そのものが、いきなり半分以上持っていかれます。評価額 3 億円の資産を残した場合、単純に試算しても約 1 億円以上が税金として消えてしまいます。自分はまだそこまでいかないと思ってはいけません。この評価額には株式・債券などの有価証券の含み益、そして二十年以上前に買われた土地の値上がり分、すべてが含まれているのです。

2026年問題、政府は本気で富裕層狩りを始めました。

2026年度税制改正で最も警戒すべきは、極めて高い水準の 所得に対する負担の適正化措置、いわゆるミニマム税の強化であります。これまで、株式の譲渡益や配当は分離課税という特権的な扱いを受け、所得税が最大 55%かかる給与所得者よりも、株で稼ぐ富裕層の方が実質的な税率が低いという逆転現象が起きていました。

政府はこれを是正すると言い出しました。その方法はこうです。特別控除額が現行の 3.3 億円から 1.65 億円へと半減され、適用    税率も 22.5%から 30%へと引き上げられます。この改正の影響を受けるのは、年間所得 6 億円以上のごく一部の富裕層だけではありません。重要なのは制度の歯止めが外れたという事実です。一度、分離課税の優遇を修正するという前例ができますと、次にターゲットになるのは所得 1 億円前後、資産 5 億円前後の、決して大富豪とは呼べない富裕層なのであります。

また、生前贈与の抜け道は、もう塞がれています。死ぬ前に子供に分けておけば大丈夫だろう、と思われているかもしれません。残念ながら、その抜け道も 2024 年から 2031 年にかけて段階的に封鎖されています。これまでは亡くなる前3年分の贈与しか相続財産に加算されませんでした。しかし、移行期間も終了し、2031 年以降は完全に七年遡及が確定しているのです。つまり、毎年 110 万円(非課税)をコツコツお子様に贈与されていた場合、お亡くなりになった瞬間に過去 7 年分の 770 万円が丸裸にされて、改めて相続税の計算に入れられるという事態になります。早くやらなければという焦りが、すでに多くのご家庭の戦略の前提を狂わせ始めているのです。

日本円と日本株の安全神話が崩れる日

ここまでお読みになって、こう思われるかもしれません。では、現金で持っていれば安心か、と。それが、2026 年現在、最も 危険な思考なのであります。預金は安全資産ではありません。日本の家計資産に決定的な変化が起きています。⾧期金利は上昇し、10 年国債利回りは 27年ぶりの高水準を記録いたしました。インフレが実質賃金を蝕む中、日銀に刷られ続ける円の価値は、⾧期的に目減りしていくことは避けられません。皆様ご存じの通り、日本の家計資産の半分以上が依然として現金・預金であります。これは先進国の中でも異常な数値です。

世界の富裕層はドル建て、ユーロ建て、あるいは成⾧企業の株式で資産を守っています。彼らは通貨の分散、地域の分散、そして資産クラスの分散を当然のように行っているのです。株式・債券などの有価証券を持つ者と持たざる者の格差は拡大する一方です。しかし、持つ者になったとしても、今度は出口戦略が問われます。せっかく株で儲けても、その含み益を現金化した瞬間に税金が待っています。そして、その現金化したお金も、あなたがお亡くなりになるときには相続税で持っていかれます。この日本国内での資産形成ループは、もはや出口のない迷路のような様相を呈していると言わざるを得ません。

世界の富裕層は既に動いています。その常識とは

あなたはご存じでしょうか。2025 年、世界では約 14 万 2000人の超富裕層、純金融資産 100 万米ドル以上(約 1.55 億円)の方々が、国境を越えて移動したのです。彼らは単に税金から逃れたいだけではありません。資産を守る権利と育てる環境を求めて、合理的な選択をしているのです。

彼らはどこへ行くのか、そして誰が来るのか。興味深いデータがあります。日本には、2025 年に 600 人の富裕層が流入しました。え、日本は税制が厳しいのではないか、と思われるでしょう。その通りです。しかし彼らは観光で来ているわけではありません。ビジネス拠点としての東京の価値と、分散先の一つとしての日本の流動性を見ているのであります。

つまり、世界の富裕層は一か国に資産を集中させないのが当た り前なのです。日本に住みながら、シンガポールの口座を持つ。香港の保険に加入する。スイスやアメリカのファンドで運用す る。彼らにとって、パスポートである国籍と、住所である居住地と、通貨すなわち資産の置き場所は、分けて考えるのが常識なのであります。

不安を行動に変えるために。今すぐ海外に目を向ける三つの理由

ここからは、具体的な海外シフトの必要性について整理いたします。

第一の理由は、為替のリスクを味方につけるためであります。円高・円安の議論は一旦置きましょう。重要なのは、あなたの生活費は円でかかるけれども、あなたの老後の期間は予測不能であるという事実です。日本の人口は減り、国内市場は縮小します。一方、世界の人口は増え、イノベーションは起き続けます。世界の成⾧を取り入れている資産と、日本国内の資産。30年後のパフォーマンスに差が出ないと、本当に言い切れるでしょうか。

第二の理由は、課税の優先順位を適正化するためであります。海外資産を持っていても、日本居住者である限り、日本の税金はかかります。誤解していただきたくないのは、これは脱税の勧めではないということです。しかし、課税のタイミングや税率は、国によって大きく変わるのです。受け取るタイミング次第で、同じリターンでも手残りが変わるケースがあるのです。

第三の理由は、相続という単発のイベントから、資産管理とい う継続的なプロセスへと発想を転換するためであります。相続 税対策に汲々とするのは、日本特有の悲劇です。世界基準では、資産はいかに殖やすか、いかに守るか、いかに次世代に渡すかを、シームレスに考えます。海外のプライベートバンクは、 55%の相続税がかかる前に、どうやってストラクチャー、すなわち資産管理の仕組みを作るかを、顧客と共に考えます。プライベートバンカーにとって、税制改正はリスクではなく、ビジネスチャンスなのであります。

沈む船にしがみつくのか、それとも救命ボートを探すのか

日本を見捨てろと言っているのでは決してありません。日本に住み、日本で家族を持ち、日本で老後を過ごす権利を守るために、資産だけは国際標準の防衛策を取るべきだと申し上げています。

2026 年、政府の税収はかつてないほど必要とされています。防衛費、社会保障費、少子化対策。その原資は、確実に資産を持つ者のポケットから徴収されます。海外なんて怖い、日本語のサポートがない、手続きが面倒。その面倒くさいが、取り分を 55%から、さらにそれ以上に減らしていくのです。当社では、

こうした面倒の部分をなるべく排除し、日本語でのサポートも可能ですので、いつでもお気軽にご相談ください。

最後に、あなたが今すぐ調べるべき三つのことをお伝えいたし ます。一つ目は、ご自宅の路線価であります。固定資産税評価 額ではなく、相続税路線価で評価し直してください。二つ目は、保有株の含み益であります。あなたがお亡くなりになった時に、お子様が納税資金を用意できるかどうか、一度試算されてみてはいかがでしょうか。三つ目は、外貨建て資産の比率であります。あなたの総資産のうち、円建て資産は何パーセントを占めているでしょうか。

もし最後の項目が 100%でありましたら、このレポートを閉じたその瞬間から、外貨建ての投資信託の積み立て、あるいは海外口座の開設のリサーチを始めていただきたいのです。世界は待ってくれません。あなたの気づかないふりを、税務署は静かに待っています。

おわりに

本レポートは、特定の海外金融商品を推奨するものではございません。また、すべての読者の皆様に海外移住や複雑な租税回避をお勧めするものでもありません。しかしながら、情報格差がそのまま資産格差になるのが資本主義の現実であります。日本の税制が厳しくなる一方であるならば、日本以外に資産の置き場所を分散させるという選択肢を知っておくこと自体は、決して間違っていないはずです。

まずは、円預金だけではない世界に、そっと目を向けてみていただけませんでしょうか。その一歩が、あなたが一生かけて築かれた家族の富を、次の世代へとつなぐ最初の一歩となるのです。財産を守ることは、家族を守ることです。

関連記事