こんにちは、Wells Insurance Hong Kongです。

以下の内容は、特定商品の販売や、購入への勧誘を意図したものではありません。日本非居住者に対し、国外における資産運用の一般的な情報を提供することのみを目的としています。

香港を去った後も、保険料を香港の銀行口座から支払うのはよくあるパターン

当社のお客様の中には、香港在住時に保険を平準払いで契約し、香港を去った後も香港の銀行口座からの自動引き落としによって保険料のお支払いを続ける方が少なからずいて、先日お問い合わせをいただいたCさんもその一人。Cさんが香港に住んでいたのは3年程でしたが、香港の銀行口座は閉じずに、保険料の支払いは口座引き落としにしたままで香港を去ったのが二年前。そんな、Cさんからご連絡があり「私の支払い状況ってどのようになってますでしょうか…?」と。

話を聞くと、香港を去ってからしばらくの間はネットバンキングで口座状況をこまめにチェックしていて、保険料が引き落とされていることも確認していたそうなのですが、ある日ネットバンキング用のログイン情報を紛失。直ぐに再設定をすればよかったのでしょうが、忙しかったこともあって手続きをせずにズルズルと数か月が経過してしまい、保険料の支払い状況が気になったところで当社にお問い合わせされてきたのです。

支払い状況を調べてみると…

早速当社で調べたところ、残高不足を理由に数か月前から支払いが滞っていたものの、振替設定自体はキャンセルされていなかったため、直ぐに口座にご入金をいただくようにお願いしました。因みに、Cさんのご契約では毎月の請求日は17日。で、17日に保険料の振り込みを保険会社が確認できないと2日に再請求をし、3回請求を行っても徴収ができない場合には通常は請求自体を止めてしまうのですが、Cさんのケースのように既に数年分の保険料を払い込んでいれば、例え数か月間お支払いが滞ってしまったとしても直ぐに契約が失効となってしまうようなことはなく、保険会社は滞納が解消されるまで毎回2ヶ月分の保険料を請求するのです(*1)

(*1) 保険会社や商品によって対応内容や条件は異なります。

ここまで聞いて、「保険料の滞納があった場合、保険会社から連絡があるのでは?」と思ったかも知れません。確かにその通りで、今回のケースでも保険会社がCさんのご登録住所に宛ててレターを出していたのですが、引っ越しが多いCさんは、登録住所の更新手続きを失念していたため、旧住所に送られたレターは引き取り手のいないまま保険会社に返送されてきていました。

保険会社には常に最新の個人情報を登録するように心掛けましょう

平準払いでご契約いただく場合、お支払いが重要であることは間違いないのですが、今回のケースでは保険会社への登録住所が最新のものに更新されていれば滞納が数か月に及ぶというような状態は避けられていたかもしれません。特に海外在住の方はお引越しが多いかも知れませんが、面倒であったとしても、保険会社には常に最新の個人情報を登録するように心掛けましょう。

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