こんにちは、Wells Insurance Hong Kongです。

以下の内容は、特定商品の販売や、購入への勧誘を意図したものではありません。日本非居住者に対し、国外における資産運用の一般的な情報を提供することのみを目的としています。

「死亡保障重視型」商品加入へのハードルは本当に高い?

以前当コラムでご紹介した「死亡保障重視型」商品。保険料に対して契約当初から高い死亡補償を得ることができるため、特に納税資金確保の手段を探している人達の間で人気が高いわけですが、中には「ちょっと持病があるので…」「香港に住んでいないので、健康診断のために香港に行くのが面倒」と躊躇される方もいらっしゃいます。確かに、年齢や死亡補償金額によって加入に際してメディカルレポートの提出が求められ、健康状態によっては加入が拒否されてしまう可能性があったり、居住国によっては保険料が若干割高になったりするのは事実ですが、実際に加入へのハードルはどれくらい高いものなのでしょうか?

香港外にお住まいの方からのお問い合わせ

先日お問い合わせをいただいた40代半ばのO氏。以前に香港に在住していた際に香港の貯蓄重視型商品を契約。その数年後に東アジアの某国に転勤になり、香港在住ではなくなったものの引き続き日本非居住者であるということで、同じ保険会社が販売している死亡保障重視型の商品に加入したいというご連絡をいただきました。そこで最初にお願いしたのがメディカルレポートの提出。数か月前に居住国の医療機関で健康診断をしたばかりだという素晴らしいタイミングで、その時のレポートを直ぐにEメールでお送りいただきました。

保険会社にレポートを提出してから約一週間後。届いた審査結果によると、健康状態について懸念すべき点がいくつか見つかったとのことでしたが、再検査が必要になるということではなく、実施した医療機関がもう少し詳しい内容が書かれたレポートを発行してくれるようであれば、とりあえずはそれで事足りるということでした。(勿論、それでも懸念が解消されなければ契約はできません)

では、仮に健康診断の再受診を求められるほど現在の健康状態が良くなかったら、香港に渡航する必要があるのでしょうか?答えは否。もちろん「全世界何処でも」というわけにはいきませんが、香港の保険会社が海外の医療機関を指定してくれますので、そこに出向いて受診すれば問題ありません。即ち、香港に渡航することなく健康面でのハードルをクリアしているか否かを確認することができるのです。

健康面で問題が無いと分かったら…

また、健康状態の申告が求められるような商品の場合、契約のために香港への渡航が求められることが通常ですが、一部の低解約返戻金タイプの商品については、書類の郵送によるお申し込みが認められています。つまり、日本非居住者であれば、香港に渡航することなくお申し込みをすることができるわけです。

以上のように、香港への渡航無しでご契約いただけるのは「貯蓄重視型」商品だけではありません。香港の保険商品に申し込むことができるのは、日本非居住者のみに与えられた特権ですので、ご興味ある方はご遠慮なくご相談ください。

*上記はあくまで香港で流通する一般的な保険商品について述べたものであり、内容が全ての保険会社や商品に当てはまるわけではありません。

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