こんにちは、Wells Insurance Hong Kongです。

香港は3位を維持。そして東京は…

英国に拠点を置くZ/Yenと深圳の中国開発研究院が半年ごとに発表する世界金融センター指数。先日、その最新版が明らかになりました。気になるランキングはというと…、1位:ニューヨーク、2位:ロンドンに次いで香港は3位を維持!しかも総合スコアは11ポイント上昇し、金融センターとしての地位を更に強固なものとしていることが改めて確認されました。

香港が今回も高い評価を受けたことについて、同地における金融業界の議員ロバート・リー氏は、「今回のランキングは、特に政府、規制機関、立法会の最近の努力によって、香港が国際金融センターとしての地位を確立したことを裏付けるものだ」と述べ、国際金融センターとしての香港の優位性を高め、強化するために、新たな資本投資参入スキームの導入、ファミリー・オフィスに対する税制優遇措置、印紙税の引き下げ、仮想資産取引プラットフォームに対する規制枠組みの導入など、政府の取り組みが相次いでいることも強調しました。

世界銀行、経済協力開発機構(OECD)、国連などの組織から得たデータ、140の手段的要因を使用して金融センターの競争力を評価する同指数。今回の最新版において、アジア太平洋地域では、香港・シンガポール・上海・深圳・ソウル・北京の6つの金融センターが世界トップ20にランクインしました。

https://www.longfinance.net/media/documents/GFCI_37_Report_2025.03.20_v1.1.pdf

アジアの主要都市の後塵を拝する東京…

では東京はというと…、前回から更に順位二つを落として22位。アジア太平洋地域の中でも、金融センターとしての東京の競争力低下は著しく、上述のように香港・シンガポールはおろか、上海や深圳よりも下の順位になっています。日本国内にいるとインバウンドの盛り上がりや不動産価格の上昇、堅調な株価もあってか、日本経済復活といった雰囲気が漂っているかも知れませんが、金融センターとしてのポジションの強化には繋がらないということなのでしょうか…

海外で稼いだ外資を海外で運用するという選択肢

これはあくまで国を比較する数多にあるランキングの一つということで、総合的な国力において日本がそこまで他国に劣っているということはないのでしょうが、当社に保険のご相談に来る方の多くが、日本の将来を不安視しているがため、日本国外で資産を有効に活用したいと思っているというのも事実。特に海外在住中に貯めた外貨を日本に持って行ってしまうなんてもったいない。海外の保険商品に加入できるのは日本非居住者だけに与えられた特権です。ご検討されてみては如何でしょうか?

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