こんにちは、Wells Insurance Hong Kongです。

以下の内容は、特定商品の販売や、購入への勧誘を意図したものではありません。日本非居住者に対し、国外における資産運用の一般的な情報を提供することのみを目的としています。

香港保険庁(Insurance Authority)から、2025年度の業界暫定統計が発表されました。昨年度に引き続き、香港の保険市場は堅調な成長を維持しています。今回は、最新の数字を紐解きながら、現在の市場トレンドを解説します。

25年の保険業界統計が発表

2025年度(1月〜12月)の統計によると、香港の保険会社が受領した総保険料(生損保合計)は7,028億香港ドル(前年比10.2%増)に達しました。

生命保険分野に焦点を当てると、新規契約保険料(退職年金制度事業を除く)は2,485億香港ドル(前年比13.1%増)と力強い伸びを見せています。内訳は以下の通りです。

  • 非リンク型個人事業(貯蓄型など): 2,362億香港ドル(前年比13.5%増)
    • うち、配当型(参加型)事業が約2,080億香港ドルを占め、市場の主軸となっています。
  • リンク型個人事業(投資連動型): 123億香港ドル(前年比9.8%増)

中国本土からの来訪者による契約トレンド

中国本土からの来訪者による新規契約保険料は685億香港ドル(前年比9.1%増)となり、新規契約総額の約27.6%を占めています。

2025年の特徴として、単発の支払いではなく「平準払い(年払い等)」を選択する層が引き続き主流となっています。主な加入目的は以下の通りで、保障と資産形成のバランスを重視する傾向が鮮明です。

  • 終身保険: 約62%
  • 重篤疾病保険(クリティカル・イルネス): 約26%
  • 医療保険: 約4%

業界全体の保有契約状況

2025年末時点の保有契約における総収入保険料は5,922億香港ドル(前年比10.2%増)でした。

  • 個人生命保険(非リンク型): 5,236億香港ドル(前年比11.0%増)
  • 個人生命保険(リンク型): 255億香港ドル(前年比6.3%増)
  • 退職年金制度: 431億香港ドル(前年比20.7%増)

また、保険契約者へ支払われた保険金・給付金の総額は3,842億香港ドル(前年比9.0%増)となっており、保険としての機能もしっかりと果たされていることがわかります。

安定した成長を続ける香港市場

2025年度の統計からは、金利環境の変化や世界経済の不透明感の中でも、香港保険市場が「アジアの金融ハブ」として高い信頼と需要を維持していることが読み取れます。特に貯蓄型(配当型)商品の安定したパフォーマンスが、国内外の契約者を引き付ける要因となっています。


注記: 統計数字はIA(香港保険庁)発表の暫定値に基づいています。詳細な分析や最新の商品プランについては、弊社アドバイザーまでお気軽にお問い合わせください。

https://www.ia.org.hk/en/infocenter/statistics/Market_6_2025Q4.html

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