こんにちは、Wells Insurance Hong Kongです。
以下の内容は、特定商品の販売や、購入への勧誘を意図したものではありません。日本非居住者に対し、国外における資産運用の一般的な情報を提供することのみを目的としています。
下落傾向が続く米ドル
日本では円安のニュースが多いため実感することはないかも知れませんが、米国トランプ大統領の就任前後から世界の基軸通貨である米ドルも下落トレンドにあり、世界主要通貨に対する米ドルのレートを示した米ドル指数は、今年1~6月に10%以上の下落を記録。ニクソン大統領当時の1973年上半期(14.8%)依頼の大幅安となりました。
米ドル下落の原因については解説を専門家にお任せするとして、このような状況を受けて当社では「ユーロやスイスフラン建ての商品はありますか?」というお問い合わせをいただくことが増えています。特にスイスフラン(CHF)。これまで世界的に地政学リスクが高まるような局面では世界最大の対外債権国である日本の通貨、即ち円に対する需要が増えるというのが通例でしたが、長引く低金利や貿易赤字等によって円の魅力は継続して低下。そんな日本円を尻目に、もう一つの安全通貨とされるCHFの動きは堅調です。
外国為替市場で幅広い通貨に対し円安が加速している。対スイスフランで史上最安値を更新し、対ユーロでも最安値が間近に迫る。マイナス圏に沈む日本の実質金利の低さに加え、政治情勢の先行き不透明感が晴れないことが背景にある。海外ヘッジファンドなどが昨年前半まで円を大きく押し下げた「円キャリー取引」に再び動くとの見方もある。
円安、対ドル以外で加速 対スイスフラン最安値(2025年9月25日:日経電子版)
契約開始後に通貨を変更することが可能な商品も
香港で流通する商品の多くは香港ドルか米ドル建て、次いで多いのが中国元やシンガポールドル、ユーロ&英ポンド建てといったところですが、数は多くは無いもののCHF建てもあります。今回は一例として下記のようなものをご紹介します。
- 払込期間は2年、5年、10年から選択
- 終身保険
- 80歳まで加入可能(5年契約は75歳、10年契約は70歳まで)
- 通貨は米ドルやスイスフラン9種類(契約一年後から通貨の変更が可能)
- 最低保険料1万米ドル/年(5年&10年契約は1,800米ドル/年)
- 契約から10年経過すれば、解約返戻金を年金として定期受給できる権利が付与
- 手数料引き後の保険料の25~100%を債券等で、0~75%を株式等で運用
- 契約のために香港に来る必要が無い
経過年数 | 保証部分(Guaranteed) |
10年 | 52% |
15年 | 62% |
20年 | 67% |
あくまで一例です。
保証&非保証合計 | 保証&非保証合計 | 保証&非保証合計 | |
経過年数 | 悲観的シナリオ | 現行利回り | 楽観的シナリオ |
10年 | 91% | 108% | 127% |
15年 | 105% | 136% | 174% |
20年 | 124% | 178% | 253% |
あくまで一例です。
保険以外でも
なお、(ご予算は少し上がりますが)保険商品にこだわりがないようでしたら、当グループ傘下の証券/資産運用会社Wells Global Asset Managementによるオルタナティブ投資(ファンド)もご紹介できます。
このように、当社では、お客様の多岐に渡るニーズに対応すべく、多種多様な商品を取り揃えていますので、是非お気軽にお尋ねください。