こんにちは、Wells Insurance Hong Kongです。
以下の内容は、特定商品の販売や、購入への勧誘を意図したものではありません。日本非居住者に対し、国外における資産運用の一般的な情報を提供することのみを目的としています。
既存のお客様から御主人をご紹介いただいたのですが…
当社を通じて保険に契約されるお客様のほとんどが既存のお客様からのご紹介です。先日ご連絡されてきたSさん。聞けば数年前に奥様を伴って香港に海外赴任。奥様は間もなくして当社を通じて保険を契約し、その奥様からの勧めによってご主人であるSさんはお問い合わせをしてきたとのこと。こうやって当社のサービスや取扱商品を口コミで広げていただいて、本当に有難いかぎりです。
ということで早速Sさんに適した保険商品を探すためヒアリングを始めたところ…、Sさんは既に50代半ばであることが判明(奥様はもう少し若く、いわゆる年の差夫婦…?)。勿論、お勧めできる保険商品が全くないということではないのですが、保険による運用の場合、損益分岐点を迎えるのが最も早い商品であっても、利益を出すためには4年程度掛かります。それをSさんが許容できるかどうか…。しかしヒアリングを続けていく中で、Sさんは100万米ドル以上の金融資産を持っていることが分かりました。それであれば、何も保険商品に限る必要はありません。当グループの証券兼資産運用会社Wells Global Asset Management(”WGAM”)がヘッジファンドをご紹介できるのです。
証券業務や投資運用業務を担うWells Global Asset Management
WGAMは香港のプロ投資家(Professional Investor)のみを対象に、日本からは投資できないオルタナティブ(株式や債券といった伝統的資産と呼ばれるもの以外の新しい投資)に特化した運用会社です。運用期間は1~3年程度のドル建てファンド(安定型)のほか、円建てファンド(安定型)などを提供していて、短めの運用期間をご想定されている方の資産運用のお手伝いができます。
ここで「プロ投資家?敷居が高そう」と思われた人もいるかも知れません。確かに日本の特定投資家だと条件が多くて満たすのが大変でしょうが、香港の基準は日本のそれと比べてかなり低いと言えるでしょう。
日本 | 香港 |
特定投資家に移行可能な一般投資家 | Professional Investor |
日本取引所グループHP https://www.jpx.co.jp/equities/products/tpm/outline/01.html | Securities and Futures (Professional Investor) Rules https://www.elegislation.gov.hk/hk/cap571D |
*純資産・投資性金融資産ともに3億円以上と見込まれること *年収1億円以上と見込まれること *純資産5億円以上と見込まれること *純資産3億円以上と見込まれ、かつ、年平均取引頻度4回/月以上 *投資性金融資産3億円以上と見込まれ、かつ、年平均取引頻度4回/月以上 *特定の職業経験又は特定の保有資格を有し、かつ、年収1,000万円以上と見込まれること *特定の職業経験又は特定の保有資格を有し、純資産又は投資性金融資産1億円以上とみこまれること | (1) 第 3 条(b) の目的で指定された個人とは、以下のいずれか 1 つ以上を満たした場合 *該当日または第 8 条に従って確認された時点で 800 万ドル以上のポートフォリオを有する; (a) 個人の口座のポートフォリオ (b) 個人の関係者との共同口座のポートフォリオ (c) 個人の関係者以外の 1 人以上の人物との共同口座におけるポートフォリオの個人の取り分 該当日において投資の保有を主な事業とし、個人が完全に所有している法人のポートフォリオ (2) 第 (1)(c) 項の目的上、個人のアソシエート以外の 1 人以上の人物との共同口座におけるポートフォリオの個人の取り分; (a) 口座保有者間の書面による合意に規定されているポートフォリオの個人の割合。 (a) 項で言及されている合意がない場合は、ポートフォリオの均等な割合。 |
とどのつまり、香港の場合は「金融資産800万香港ドル(100万米ドル)以上を所有」という条件さえクリアーすれば、プロ投資家になれるのです。
保険以外のビジネスを手掛ける当社だからこそ
結局、SさんはWGAMに口座開設をすることになりました。保険も魅力的ですが、オルタナティブファンドが安定運用で、且つ損益分岐点を迎えるまでに数年待つ必要なんかないことを考えると、プロ投資家となる十分な金融資産があって、60歳が視野に入りつつあるSさんにとってはオルタナティブファンドのほうが適しているでしょう。
なお、Wellsグループ傘下には他に事業承継や銀行口座開設といったサービスを提供するWells Business Consulting、そして香港法人やオフショア法人の設立をお手伝いするWells Fiduciary Serviceもあります。このように、当グループは包括的な金融サービスをワンストップで提供していますので、是非お気軽にお問い合わせください。