こんにちは、Wells Insurance Hong Kongです。

以下の内容は、特定商品の販売や、購入への勧誘を意図したものではありません。日本非居住者に対し、国外における資産運用の一般的な情報を提供することのみを目的としています。

今年上半期の保険業界統計が発表

早いもので、今年も3か月と少しを残すのみとなりました。10月に入れば保険会社のプロモーションも刷新されますので、香港の保険商品にご関心でしたら、是非ご注目を。ところで、香港保険庁(Insurance Authority)から、2023年上半期の業界暫定統計が発表されました。期間中に保険会社が既存の契約から受領した総保険料は生損保合わせて2,957億ドルと、2022年の同時期から1.4%減。第1四半期では同7%減であったため、第2四半期で随分と巻き返したことになります。生保だけでは2.2%減で、こちらも第1四半期の8.9%減から改善。牽引役となったのは第1四半期に18%減と落ち込みが大きかった個人生命・年金(リンク)事業で、上半期では3.1%増と増加に転じています。

新規契約からの保険料は前年同期比25.9%増

このように、営業保険料全体では軟調だった第1四半期から第2四半期は比較的好調だったわけですが、特に良かったのは新規契約の保険料(退職金制度事業を除く)。第1四半期も470億ドル(10.7%増)と決して悪くなかったのですが、第2四半期にはさらに伸び、結果として上半期で25.9%増となりました。なお、個人生命・年金(非連動)事業だけでは964億ドル(32%増)となっています。

香港の保険をより安全にする新しい取り組み

データから見て香港の保険業界に勢いが戻ってきたことは間違いありませんが、新規ビジネスの獲得だけに余念がないわけではありません。先日も香港保険業監管局(IA)が、業界の安定と安全を保つことを目的に、来年からリスクベース資本(RBC)制度を導入するための法的枠組みを提供する新たな法案を可決したと発表しました。新しい規制によりリスク管理が改善され、国際保険ハブとしての都市国家の地位が強化されることが期待されます。

このように発展を続ける香港の保険業界。最近は香港に渡航しないで申込するケースも増えてきています。魅力的な商品満載ですので、日本非居住者である間に検討されてみては如何でしょうか。

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