こんにちは、Wells Insurance Hong Kongです。

(*)以下の内容は、特定商品の販売や、購入への勧誘を意図したものではありません。日本非居住者に対し、国外における資産運用の一般的な情報を提供することのみを目的としています。

日本人に根強い人気の「終身年金付帯型商品」

数ある保険商品の中でも、当社のお客様の間で最も人気が高いのは解約返戻金を定期払いの年金として一生涯に渡って定期受給するタイプの商品です。以前にも当コラムで紹介しましたが、契約経過年数や年齢といった一定の条件を満たすと、契約者は保険会社に対し年金の給付を依頼することができるようになり、保険会社は依頼を受けた時点における解約返戻金を基に年金の金額(年間)を算出&確定し、契約者に対し一生涯に渡って給付をするというもので、特に国の年金制度に不安を抱える日本人からの引き合いが強いのですが、年金額を見たお客様から稀に「日本からも年金もらえるし、)こんなにたくさん受け取る必要はないので、一部はそのまま運用しておきたいのだが…」と言われることがあります。

ご安心ください。年金機能が付帯している全ての商品がそうだとは言いませんが、解約返戻金の全てを年金に転換する必要はありません。お客様は解約返戻金のうち、いくらを年金とするかを保険会社に指示することができるのです。

解約返戻金の一部のみ年金として受け取ることが可能

上のイラストは、25年の積み立て契約をした場合の例です。30歳から55歳までの間に払い込んだ保険料の総額は1,028,750ドル。その後、75歳まで運用して解約返戻金(保険価値)が4,907,280ドルまで増えました(*)。で、このケースでは「解約返戻金の半分を年金」&「残りの半分を継続して運用」という風にしていて、それでも毎年の受給額は17,540ドルとなっていて(*)、しかも給付は一生涯続きます。それに対し「残りの半分を継続して運用」は、契約者が100歳に達した時点では8,820,910ドル、120歳では24,581,450ドルと、75歳時点の「解約返戻金の半分」から各360%弱、約1,000%にもなっています(*)

(*)あくまで現行利回りを想定したものであり、将来のリターンを確約するものではありません。

自分の為だけの商品…、ではありません。

「いや、そんなに長生きしないから」という声が聞こえてきそうですが、2022年9月時点で100歳以上の人口は9万526人と、52年連続で過去最多を更新。もはや長生きが当たり前になってきていますし、保険商品について言えば、一定の条件を満たせば契約名義人や被保険者を変更することができるわけですから、ご存命中にお子様に継承したって良いわけです。「終身年金付帯型」とは言っても、必ずしも契約者本人のためだけとは限らないんですね。一挙両得というか。

申し込み手続きは香港内ですることが原則。しかし…

香港の保険商品ですから、もちろん香港内で加入手続きをすることが原則なのですが、以前のコラムでもお伝えしたように、信託スキームを利用することによって、実質的に香港に来ることなく保険を契約することができます。世界がウィズコロナに向けて歩み始め、ここ香港でも外国との往来が一時期よりは楽になったものの、パンデミックによって様々な分野でリモート化が進み、そんな時代においては保険契約の為だけに香港に来ることを億劫に感じてしまう人も多いと思います。とは言いながらも、長期的かつ安定的な資産運用では、投資を早く始めることが何よりも重要なわけですから、「香港の保険に入りたいんだけど、当面香港に行く予定は無いな~」という方でしたら、この信託を活用したスキームは一考に値するのではないでしょうか(*)

香港の保険に加入できることは、日本非居住者のみに与えられた特権。是非検討してみてください。

(*) 保険会社によって同スキームの利用が認められる居住国や商品が特定されており、保険会社によっては同スキーム自体を導入していないところもあります

関連記事