こんにちは、Wells Insurance Hong Kongです。

以下の内容は、特定商品の販売や、購入への勧誘を意図したものではありません。日本非居住者に対し、国外における資産運用の一般的な情報を提供することのみを目的としています。

今年第1四半期の保険業界統計が発表

香港保険庁(Insurance Authority)から、2023年第1四半期の業界暫定統計が発表されました。期間中に保険会社が既存の契約から受領した総保険料は生損保合わせて1,472億ドルと、2022年の同時期から7%減。生保に限ってみれば8.9%減で、中でも特に落ち込みが激しかったのが個人生命・年金(リンク)事業(18%減)と退職金制度事業(47.6%減)でした。一方で、保険契約者に支払われた保険金と給付金の総額は 785 億ドル1 (9.6% 増加) に達したとのことで、解約や取り崩しをする契約者が多かったことが保険料収入減少の要因の一つであったと推測できます。

新規契約の保険料は前年同期比10.7%増

このように、全体的には軟調だったものの、新規契約の保険料(退職金制度事業を除く)は470億ドル(10.7%増)で、そのうち個人生命・年金(非連動)事業の435億ドル(15.2%増)と、新規ビジネスについてはコロナ禍を経て随分と復活してきました。それを象徴するかのように、中国本土訪問者から獲得した新規保険料はなんと前年同期比で2686.4%増!比較のベースとなる昨年の数字が低かったので当然ですが、それでも国境を越えた旅客移動の再開は保険業界のみならず、香港経済全体にとって強い追い風であることは間違いありません。

勢いが戻ってきた香港の保険業界。最近は香港に渡航しないで申込するケースも増えてきています。魅力的な商品満載ですので、日本非居住者である間に検討されてみては如何でしょうか。

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